かみさまあつかい


かつて、「ほぼ日」をはじめたばかりのころは、
「お客さまは神様じゃない」ということを、
けっこう気張って意識していました。

2/11 ほぼ日「今日のダーリン」から。

あー、なんだかわかるなあ。僕がやっている「あそみそ」も若干ながらもお客様がいるわけで、いろんな人が書き込んでくる。最初はそれぞれの方々に人と人が会っているような付き合い方をしようと思ったけど、面倒になっちゃうんですよね。なにが面倒かって、神様として扱ってくれと要求している人が驚くほどいるってこと。すごく高みからモノを言ってくる。相手は名前も明かさない、姿が見えない、性別すらわからない、しかも何人いるかすらわからない。空気みたいなものです。土着の神様みたいなものです。神様には自分が神様である自覚などありません。つまり、それが当然と思っているから厄介なのです。


ただ、お客さまは神様ですと言うと、
いろんなことがラクなのです。

仰るとおりですよ、糸井さん。不思議なもので、実生活の仕事ではお客さん(読者)が相手でも、できるだけ相手が神ではなく人なのだ、と思って付き合おうと僕はしています。それがネットになると、途端に疲れる。顔を突き合わせ、もしくは電話で話すような相手よりもとにかく疲れる。mixiのようなサービスが流行る理由がすごくわかりますよ。お客さまが神ではないと思うには、すごく想像力を要求されるんですわ、これが。