やばい。本当に疲れている。もはや、なにもやる気が起きず。来週の今頃はアメリカ・ボルチモアってところに行っているそうなのだが、もはや他人事である。だって、この前上海に行ったばっかりだもん。海外取材は好きだけど、こう立て続けとなると日本での仕事が手につきませんよ……。海外に行くのはせめてひと月に1度におさえたいところ。ん、贅沢ですか? 贅沢ですよね、確かに。



フランスの友人・グレッグが来日。さっそく連絡を取り合って一緒に遊ぶ日を相談し、今回は関西方面で会おうかとなる。

午前中、某社と単行本の打ち合わせ。すっきりまとまりそうだが、コミケで売ったほうが儲かるんじゃ……という話になる。というわけで、冬コミは出るかも。コミケにサークル参加するのは何年ぶりだろう。

午後に入り、某社へと編集作業に入る。なんだか「些事」が膨大にあり、すべて投げ出したくなるが、こういうことを一つひとつこなしていけないくらいで今後があると思うな、と言い聞かし作業を続ける。すべては積み重ねです。

夕方、下請取引適正化の説明会に参加。説明会は親会社の立場に寄ったもので、僕もその一員として参加したわけだが、困惑する周囲(正社員)と一線を画すしかない。だって、僕はフリーランスの常駐編集者。つまり、下請け企業の出向である。ひとりだけど社会活動を立派に行っている会社なわけだ。法律の改正により、校了から60日以内にギャラを払わなければいけない。大いに結構! 下請けに出す場合は書類による契約をしなければいけない。さらに、大いに結構! 説明会の最中、白けたり暇そうな周囲をよそに、僕はなんだか愉快になっていました。つまり商売がわかりやすくなったんです。馴れ合いやコネクション重視から、より機能的になろうとしている。これは悪くない。しかも、社内に法律の専門家がいる。明日からさっそくたくさん聞いてたくさん勉強しよう。新参者が切り込みやすい世界になろうとしている。僕はそう解釈しています。