解説

毎年恒例の「オープンラボ」国立科学博物館新宿分館(大久保駅から歩いて5分)に行ってきました。一年に一度だけ、新宿分館が一般に開放されるのです。O川さんとE沢さんも同行。今年の売りは、ハチ公。なんでも、こうしたわかりやすい展示物があるとお客さんを呼べるらしい。ただまあ、ただの犬ですな(笑)。
実はこういう客寄せアイテムは、「オープンラボ」の魅力はなにひとつ伝えていないように思う。展示しているだけの上野の本館と違って、新宿分館は収集と分析が主となる科学の最前線である。多くの研究者が働く現場だ。オープンラボでは普段働いていらっしゃる科学者、研究者の方々が日ごろの収集物を自ら紹介するイベントである。一般人のどんな些細な質問でも事細かに答えてくれる。ただ、こういうところにいらっしゃる一般人なんて、普通の一般人ではないと思うけどね。見ていると、学生や学校の先生が多かった。そうだなあ、雰囲気はGDCに近いかも。どのフロアにいっても驚くような発見があったり、そこら辺をのんびり歩いているオジサンも実はすごい人、という感じ。
今年はお昼から始まったカンファレンスにも参加しました。鯨が偶蹄類に含まれ、本来なら「鯨偶蹄類」と呼ぶべき、なんていう講義は非常にエキサイティングだったなあ。
来年が楽しみ楽しみ。本当なら毎日でも行きたいんだけどね。

科学博物館新宿分館 オープンラボ
http://research.kahaku.go.jp/news/openl2004/index.html