今更オタク論(第2回) オタクは死語?

そもそも「オタク」っているのか?
アニメ好き、ゲーム好きが「オタク」として周囲から異端視される風潮は弱まっていると僕は思うんですよ。メジャー誌でガンダム特集が組まれ、コミケには30万人(40万人?)が集まり、ゲームはSCEがかっこよくシャレが効いたCMで見せてくれる。ドラクエの新作がでれば400万本。携帯電話でFF、ドラクエが遊べるとなれば、それを心待ちにするファンもいる。ゲーム機の発売がニュースになることも、それほど珍しいことではなくなった。
こうなってくるともはや「オタク」はいない、と言ってもいいかもしれない。
ガンダムが好きなくらいで「オタク」とはいわれないでしょう?
FFの新作を発売日に買ったからといって、これも「オタク」ではない。
ゲーム業界には便利な言葉があって、こうした一般的な購買層を「ライトユーザー」と呼んでいます。プレイステーションはこのライトユーザーを囲ったから成功したのです。

ライトユーザーの逆であるヘビーユーザーがつまり「オタク」になるんですけど、この人たちはいったいどこにいるんですかね。ちょっと探してみましょう。(つづく)