山手通りの地下に潜ってシールド工法を取材したり、御大に呼ばれ次回のアレのソレについて稚拙ながらも意見したり、ゲームについて8ページほどレイアウトをきったり、ゲームカルトへの原稿を書いたり、アニメージュの仕事をやったり、ガンダムエースの特集を準備したり、あう、SPA!も書かなければ……。あー、なんというか、もえたんショックがまだ続いています。1月はもえたんに頑張りすぎて、ほとんどの仕事をストップさせていたんですよね。2月はそのリカバリーというか、ぶり返しというか……。まあ、仕事がなくならなくてよかったけど(笑)。あ! 書籍もやんなきゃ! いや、あの、「あ!」じゃなくて! 頑張りますよ、N澤さん! アイデアだけは山ほどあるんです。山ほど!



以上のようなことを思いつつ、終電で帰宅。始発じゃない分、すごく幸せ。ようやく家で一息ですよ。で、なぜか、まったくのプライベートなんだけど、昨日の朝から小説を書き始めている。10年ぶりだ。高校生の頃は、もうそれこそ1日1作品とマイルールを設けて、山ほど書いていた。なんだか書けたんだよね、あのころ。糞もミソも一緒で、とにかく書くことが目的でした。それは面白い状況だったんですよ。だって、もう作品はなんでもいいんだもん。つまんなくてもいい。書けばいいんだから。だから、戦隊小説とか、ガチガチのファンタジー小説とか、伝奇小説とか、いろーんなものを書いていた。恥を感じることなんて、世間を知らないからないわけで。幸せの時間ですよ。好きな作家を端からぱくってたもんなあ。その内、丸ごと写すようなことまでしたもんな。一言一句。それもけっこう面白くて、どんなリズムで小説を書いているか、追体験ができるというかなんというか。
で、いつの間にか、書こうにも書けなくなってしまって、その代わり雑誌作りが面白くなってきたり、取材が面白くなってきたりしたんだけど。それが今朝、ふと起きたら書けるようになっていたんですよ。うん。あれ、書けるなあ? という身体になっていたんです。うん、10年ぶり。