キリクを見に行きました。

高尚なだけのたるい映画かと思ったら、そんなことはまったくありませんでした、はい。ひとことでアニメーションといっても、幅が広いよなあ。日本にはない感性で作られていて、驚きの連続でした。フランスで大ヒットしたのがなんとなくわかりますね。ただ、ジブリの絡み方がよろしくないのかも。どうも、ジブリがキリクを教育的な映画っぽい、つまらない印象にさせているような。ちょっと飾り付けを失敗している気がする。ジブリから発せられる情報を集めると、キリクは姿勢を正して観る映画、という印象を受けるもんなあ。そういう意味では、先日紹介したほぼ日のイベントもいかんよ。糸井さん、高畑さん、大貫さん、鈴木プロデューサーと、この４人が集まったらなんだか、すごく真面目な映画、という印象を与えてしまうもん。とにかく高畑さんが遠回し過ぎなのか？　キリクって、もっと素直に面白い映画でしょ。素直に面白く売ることはできないのか。……それも難しい話か（笑）。